ジェヴォーダンの獣

狼の人的被害は北アメリカに関しては

いくら時代を遡っても確かな記録は皆無と言って良い程無いのですが、ヨーロッパなどではいくつか記録があります
 
その中で有名なのが「ジェヴォーダンの獣と呼ばれるもので
1764年~1767年にフランス南部に現れたという。半ば伝説扱い
されている。狼らしき2頭の動物の事です。ラ・ベートとも呼ばれ、肩の高さまでは91センチもあったとされ仮に狼だとすればかなり
大柄な部類に入ります。
 

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この獣が人食いになったキッカケは年をとった
猟師を襲ったからだと言われ少なく見積もっても60人
実際は100人以上を殺したと考えられ
 
この動物を捕獲する為に動員された人間は2万人
猟犬は2千頭にも及んだとの事。ただし
古い時代の事なので鵜呑みには出来ないですね。
 

人喰い狼の記録

 
狼による人的被害の可能性があるものの
中で最も被害が甚大だったのが
ジェヴォーダンの獣」事件ですが
 
 
他には1427年~1429年にフランスに現れた
クルトーという狼のリーダーがパリの市街地を震え上がらせたという話があります。
 
当時雪が非常に多く。セーヌ河北側の森林
地帯で狼達は初め牛を狙っていたようですが
1427年9月たまたま妻子3人を襲い
 
それ以降人喰いになってしまったとか
 
また当時戦争が勃発していたとかで
人の死体を食べる機会も多かったのかも知れません。
 
 
他にロシアでは1875年に161人がオオカミの犠牲になったと記録にあるようです。
 
ただこれらの記録が本当に狼だったか
どうかは解りません。
 
ジェヴォーダンの獣事件は皮を被った人間
という説すらありますし。。。
 
近年でもユーラシア大陸では人が狼に襲われた話はありますが、純血な狼か犬との混血か
見ただけでは解らないので
 
狼と確証が得られているものはかなり少ないのでは無いでしょうか。最後にYouTubeに動画あったので
貼っておきます。
 
 
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